やたらと現場を重視している人がいるけど、つまりはこういうこと。

行動観察

仕事をする上で誰もが数字の目標を持っていると思いますが、その数字を達成するために改善策を日々考えていると思います。

私は工場勤務なので生産実績や生産性、リードタイムなどいろいろと改善しなければいけないのですが、そのためにいろんな統計データをみながら分析しています。

しかし、具体的に改善策に落とし込むのがなかなか難しいです。

そんな時に年配の上司に言われるのが「そんな数字ばかり見てないで現場を見て来い!」ということです。

現場が大事なのは「知っている」んですが、現場を見ることが本当に効果のある改善案につながるのでしょうか。

行動観察というやり方

そんな疑問を抱えていたので今回紹介する「行動観察」という本を見た時はピンときました。

現場を見ることでどのように改善策を考えていくのか。

言ったのにやってない、ルールがあるのに守られていないということが多いので人間の行動をどのように変えていくのかということにも関心があったのでこの本に惹かれたという面もあります。

行動観察の4ステップ

行動観察は以下の4ステップからなると言います。

  1. 発見する
  2. 再構築する
  3. 着想を得る
  4. 想像する

まず、現場に行って事実を収集します。調査対象者を選び、その人の行動を観察して、何をどのようにいつ行ったのかを記録します。

それらの行動の背景を推察し、なぜそのような行動をとったのか、本当に満たしたい欲求は何なのか仮説を立てます(フレームを再構築)。

この仮説からそういう欲求を満たしたいのであればこういう風に変えればいいのではないか、こういう物、サービスがあればいいのではないかとアイデアを出します。

そしてそのアイデアに基づいてその物であったり、サービスを作ります。

これらをまとめて本書では行動観察としてまとめています。

factからInsightへ

この中でも特に印象に残ったのは2番目の「再構築する」という部分。

この再構築に関してはFIREというフレームワークを使うのが良いそうです。

FIREとはFact(事実)、Insight(洞察)、Reframe(再構築)、Extensive Knowledge(幅広い知見)の頭文字をとったもの。

事実を集め、自分の持っていると知見を元にそれらを組み合わせ、洞察(気づき)を得て、新しい知識を作る(再構築する)という新しい視点を作り上げる流れでを表したフレームワークだと私は理解しました。

苫米地博士の本で抽象度を上げるという表現が出てきますが、新しい知識を作るという部分はまさしく抽象度を上げることです。

また、新しい知識を作るという部分は新しい発見をするということで自分の知らなかったことを知るという意味でもあります。行動観察のプロセスは自分の知らない情報を見つけにいくための方法だと捉えることもでき、それはまさしくこのブログのコンセプトに合致します。

FIREというフレームワークを見た時は私の中の点がどんどん繋がっていって線になっていき、とても興奮しました。

つまり繋ぐということ

行動観察のプロセスの中は観察対象者がとった行動をつなげていき、その人の新の欲求を検討していくということです。

目の前の現象は誰が何を実現したかった結果なのか。そしてそのひとの欲求を満たすためにはどんなことができるのか、私はどうしてあげたいのか。そういった自分のやりたいことと相手のやりたいことを繋げるという視点から考えることがこれまでになかった価値観を見つけることにつながり、そうした価値創造がこれからの世の中必要になってくることなのだと思います。

現場を見るということは事実を集めるということでそこから発想していくことが新しい価値を創造することにつながる。そう考えるとやはり現場を重視する必要性を感じますし、すぐにでも現場に行って各員がどのような行動をしているのかを確認したくなりました。

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「行動観察」の基本

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