【書評】Learn better 頭の使い方が変わり、学びが深まる6つのステップ

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これまでギターの練習を習慣化するためにいろんな仕組みを作りました。

毎日ではなくてもこれまで以上に練習していると思います。

ですが、正直言ってあまり進歩を感じないんですよね。

練習する時間を確保しつつ、より効率よく上達するために良い方法はないのでしょうか。

これまでの取り組み

どういうことをやっている時、考えている時にワクワクするか、私の場合は音楽でした。

特にギターを弾いている時に今まで弾けなかったフレーズが弾けるようになったり、バンドでうまくみんなと合わせられた時など楽しいと感じるんですね。

そういうこともあってギターがうまく弾ける人に対してすごい憧れますし、そうなりたいと強く思います。

社会人になってからはギターから離れていましたが、最近、生き方とか働き方とかを考えた時に音楽、ギターのワクワク感は無視できない、人生に取り入れたいなと思いました。

そういうこともあってここ2年くらいはギターを練習するようになりました。

1人だと練習しないと思い、バンドを組んだり、弾いててワクワクするギターやエフェクターを買って自分を奮い立たせたり。

練習した時間を記録するようにして練習を習慣化できるように工夫してきました。

練習時間を確保すればもっとギターが上達するのかと思っていたのですが、そう甘くはないようです。

学習に関する本を読んでみた

誰かに教えてもらえればいいのですが、中国にいるためそういうスクールを見つけることもできなかったのでとりあえずiBooks Storeで目に留まった「Learn Better」という本を読んでみました。

タイトルの通り、学習のより良い、より効果的な方法について書かれた本です。

あるスキルを身に付けたい時、さらにそのスキルがちしきを 深める価値のあるスキルであれば以下の体系的なアプローチを取る必要があると書かれています。

  1. 価値を見出す
  2. 目標を設定する
  3. 能力を伸ばす
  4. 発展させる
  5. 関連づける
  6. 再考する

それぞれの内容について各章で紹介していく流れになっています。

自分に足りていないことは何か

これらの中で目についたのは以下の内容でした。

  1. 計画をしっかりと立てているか
  2. 何を練習すればいいのかわかっているか
  3. フィードバックをもらっているか

具体的にこういうギタリスト、というのはないのですが、曲が作れて、流れてるメロディーに対してパッとアドリブが弾ける。そんなギタリストになりたいなぁと思っています。

これまでそうなるためにどういう風に練習していくのか、というところは深く考えていませんでした。

なんとなくコードトーン、スケールを覚えればいいのかなと考えて教則本の必要な部分を弾いてみるという感じでした。

何を練習すればいいのかわかっていないのでなんとなくスケールを見ていたわけですが、スケールの練習ってつまらないんですよね。

だからTab Proなどのアプリでタブ譜をダウンロードして好きな曲のフレーズを練習するということを始めてしまいます。

ただ、これはタブ譜を見て練習するだけなので音楽的な知識を身につけているわけではないので自分が身につけたいスキルの練習をしているわけではありません。

また、自分1人で練習しているので、例えばあるコード進行に対してコードトーンを弾く練習をしていてもこれで正しいのか迷いことが多いです。

そういう時にそのことばかり考えて時間ばかりが流れてしまいます。

練習時間を確保しても内容の質がいまいちという感じですね。

とりあえず教則本を順番通りやってみる

本を読み終わって、やはり専門家について勉強するのがとても効率的なんだと感じました。

この人はこの部分をもっと勉強した方が良い、ここが苦手だからこうやろう、など学習すべきポイントを示してくれますし、その場でフィードバックもしてくれます。

目標に向けてどのような順番で勉強していくのかカリキュラムを作ってもらうことも可能です。

前述のように私は中国にいてそういう先生を見つけることも難しいので違う方法を考えるしかなさそうです。
(音楽を勉強する前に言語の壁がある・・・。)

そこで閃いたのが教則本。

こういう本は作者があるレベルの人のことを考えてストーリーを考えて作ったもの。

誰にでもぴったりくるカリキュラムではないですが、ある程度「何を」「どのような順番で」勉強すべきかを示してくれているものだと思います。

これまで何冊も教則本を買っておりますが、自分で弾けなさそうなフレーズだけを選んで弾けた気になってその本を完了させた気になってました。

そうではなくて1ページ目からしっかりと書かれていることを読み、自分で弾いてみることで作者が想定したレベルまでスキルをあげられるのかもしれません。

また、フィードバックについては本では得られません。「Learn Better」のなかではある病院ではすべての手術のミスを記録して読み返すことで手術の成功率を上げていったということが書かれており、これも一種のフィードバックということが書かれていました。

これと同じように毎回の練習の内容を記録し、ミスや想定外、気づきなどを記録しておいて後で見返すことで自分のスキルや練習方法へのフィードバックにできるかもしれません。

ということで、前述の問題点(計画なし、フィードバックなし、何を学習するのかわからない)についてはある教則本を選んでそれを1ページ目からやってみて毎回の気づき、間違いを記録しておくことで対応してみようと思います。

「Learn Better」の体系的アプローチの中に「再考する」というプロセスがあります。

今回の記事の内容もこの「再考する」というプロセスにあたるのではないかと思います。

本書を読みながら自分の学習方法に思いをはせることで学習の質を高めるという効果も期待できるのではないでしょうか。

もし、現在勉強中のスキルがあれば、本書「Learn Better」を読んでみるのも良いかもしれません。

iBooks Storeはこちら
Learn Better ― 頭の使い方が変わり、学びが深まる6つのステップ

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