黒ずんだシルバーリングを専用の洗浄液コノシュアー シルバークリーナーで洗ってみた。

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シルバーはほんと黒ずむ。

ミニマルデザインで大好きなルグラムのリングですが、シルバーなので磨いてもすぐに色がくすんで、黒ずんでしまいます。

そんな中、東急ハンズを歩いていたらシルバー用の洗浄液を見つけたので試してみました。

CONNOISSEURS(コノシュアー)シルバー専用洗浄液

文字通りシルバー用の洗浄液。

CONNOISSEURS社(コノシュアー)というところが販売しているもののようです。

シルバーのほかにダイヤモンド、サファイヤ、真珠、トルコ石など様々なジュエリーに対応した洗浄液があるみたいです。

中を開けるとこんな感じです。
CONNOISSEURS JEWELRY CLEANERの中身

中にはカゴが入っており、ここに洗いたいものを入れてカゴを揺らします。
CONNOISSEURS JEWELRY CLEANERの中に入っているカゴ

シルバーの場合は5秒から10秒つけます。10秒以上漬けてはいけないようです。
CONNOISSEURS JEWELRY CLEANER 洗浄中

そのあとは水ですすぎます。
CONNOISSEURS JEWELRY CLEANER 洗浄後の推薦

こちらが洗う前です。
CONNOISSEURS JEWELRY CLEANERで洗う前

かなり黒ずんでおり、一回では綺麗になりませんでした。

洗浄、水洗を何回も繰り返して(もはや何回やったか覚えてないくらいやりましたw)、最終的に完了にしたのがこんな感じです。
CONNOISSEURS JEWELRY CLEANERで洗った後

黒ずみは消えましたが、ピカピカな光沢が出たわけではないです。

元がくすみきっていたからピカピカにできなかったのかもしれません。ピカピカにしたかったのですが、ちょっと残念です。

ちなみに黒ずみが消える仕組み

仕事柄こういう化学反応は仕組みが気になったので調べてみました。

銀は割と変色しやすい金属ですが、その原因は硫化です。

空気中の硫黄が表面の銀と反応して黒くなります。温泉でシルバーのリングをつけたままにすると黒くなってしまいますが、それは温泉中の硫黄と銀が反応してしまうからですね。

今回使用したCONNOISSEURS JEWELRY CLEANERの主成分は酸化チオ尿素というものらしいのですが、このチオ尿素という液体が銀表面の硫化銀と反応して硫化銀を溶けさせ、黒ずみをなくすという仕組みのようです。

チオ尿素と硫化銀の反応なので黒ずみがなくなるだけで銀の表面がピカピカになるということは無いようです。

やはりピカピカにしたい場合はシルバー用の研磨剤が入ったクロスを使用するのが良いようです。

この洗浄液で洗浄した後のリングは黒ずみができにくいような気がしていたのですが、おそらく気のせいなのでしょう。

使用する環境の違いで変色が遅くなったのかもしれません。

詳しい反応式などは以下の論文に書かれているものになると思いますので興味がある方はどうぞ。

<報文>弱酸性チオ尿素溶液による硫化銀の浸出

研磨剤が入ったクロスの場合、つや消ししあげをしたものなどではそのつや消し仕上げの質感を変えてしまうほど表面をピカピカに磨いてしまうので、そのような場合は今回使用したような洗浄液を使用するのが良さそうですね。

(私のルグラムのリングは初めはつや消し仕上げだったのですが、クロスで磨いてしまったためその質感がなくなってしまい、後悔しました・・・・。)

指輪好きということもあり、今では自作でアクセサリーを作製しています。チタンの陽極酸化で色をつけた指輪が代表作です。

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