【Shapr3Dの使い方】ギターを指輪にする
これまでギターのネックレスを作るということでいくつか動画を上げてきましたが、今回はその時のスケッチを利用してギターの指輪を作っていきたいと思います。
ネックレスもかっこいいなぁと思っていたのですが、指輪にすることで一見ギターには見えない大きめの指輪に見えるかなぁという狙いがあって、ギターの指輪を作ってみました。
新機能のアライメントもうまく使えて満足していますw
動画でも解説しています。
現在、モデリング動画を編集中です。もう少々お待ちください。
動画も合わせてご覧いただくとより内容がわかりやすくなると思います。
過去に作成したデザインを開く
今回はレスポールの指輪を作成していこうと思います。
まずは過去に作成したデザインをコピーします。全く同じデザインを編集するよりはそれをコピーして使用した方が良いと思います。
コピーしたい場合はデザインの一覧画面で右上の編集を押した後にコピーしたいデザインを選択し、複製を選択するとコピーできます。
レスポールのモデリングに関しては記事にまとめておりませんが、同じくギターのストラトキャスターやフライングVについてはこちらの記事にまとめておりますので事前にご覧いただくとよりわかりやすくなると思います。
基本となるリングを作成する。
引き続き、基本となるリングを作成します。今回は直径18.66mmの18号のリングを作成します。私の人差し指を想定しています 。
内径を18mmとし、その外側にオフセットを使って1.5mm外側に円をもう一つ書きます。
私はオフセットを使った方が厚さを計算しやすいため、こういうケースではオフセットを使うことが多いです。
今回、厚さを1.5mmにしたのは造形した際の金額を少しでも安くするためにです。本当は2mmくらいにした方がかっこいいと思いますが、1mmだと薄っぺらくなり安っぽくなってしまうと思ったのでその間をとっています。
スケッチが完了したら適当な長さに押し出します。これで一つの指輪が出来ましたが、これを用意してあったギターのスケッチの位置まで移動します。
そしてギターのスケッチの位置を少し上に移動させます。真上から見るとギターのボディが今作った指輪の中に収まっている形になっています。先程、指輪の押し出す長さを適当と言いましたが、最低でもギターのスケッチが収まる長さまで押し出す必要があります。
「プロジェクト」でギターを指輪に投影する。
次にプロジェクトを使ってギターのボディ部分のみ指輪に投影します。
投影したいスケッチを選択し、ツールの中のプロジェクトを選択し、指輪の表面を選択します。
写した後にギターの外側の面を選択し、面をオフセットします。
するとギターの形が残ってそれ以外の部分がなくなります。これで大きくのけぞったギターのボディの出来上がりです。
他に写した面を選択して、ピックアップなども押し出しておきます。
これでギターのボディ部分が完成です。
ネックでリング本体を作る
ギターの本体以外の部分を消してしまいましたで、まだ指輪とは言えませんね。
次にネックを作っていきます。このネックで指輪になるように閉じた輪っかを作っていきます。
作り方は色々あると思いますが、ネックが始まる部分の面をダブルタップしての面にスケッチを追加します。
ここまで作ってきたボディを非表示にした後に、この新しいスケッチを選択して「旋回」します。
ここで360度旋回させるのではなく、ボディに重ならないところで適当な長さまで旋回させます。
後でこの長さをバランスを見ながら調節することになります。
これで指輪としての機能は追加完了です。
ヘッドを追加して完成
ギターですからあと重要な部分がまだできていません。そう、ヘッドですね。
ここからはヘッドを追加していきます。
再び最初に作ったものと同じサイズの指輪を作ります。
ボディを作った時と同様にヘッドのスケッチの真下までこの指輪を移動させ、プロジェクトでヘッドのスケッチを指輪に投影し、ヘッドの外側の面を選択して、面をオフセットします。
ボディと同じ指輪を元に作ったヘッドなので、内径の半径は同じです。ネックも同様の半径で作っているのでぴったりとサイズが合います。
ネックができたら新しくShapr3Dに追加された機能であるアライメントを使ってヘッドをネックの部分に持っていきます。
「変形」のなかにあるアライメントを選択して、ヘッドの方の面を選択した後にネックの方の面を選択します。この選択する順番を逆にするとネックがヘッドの方に移動してしまうので注意です。
今回はヘッドの作り方が悪かったためヘッド側の面が2つに別れてしまいましたが、そのせいでアライメント後のヘッドの位置がネックから少しずれてしまっています。しかし、その場合でもアライメント後に表示される矢印を動かせば位置を修正できます。
ギターのネックはボディよりも少し飛び出た形になっているのでその部分を調整して完成です。
ARで指輪をプレビュー
最後に念の為にサイズ感を確かめるためにARプレビューを行いました。
Shapr3Dに追加された新しい機能ですが、こういう使い方ができるので本当に便利です。
指を重ねようとするとうまく表示されませんが、ある程度大きさは想像できます。
いかがだったでしょうか。
一度作ったスケッチを利用して指輪を作成してみました。
使いやすいスケッチを一度作ってしまえば指輪など他のアクセサリーに転用することが簡単にできると思います。
このARプレビューと今回使用したアライメントについてはこちらの記事でもご紹介しています。
その他にもいろいろなアクセサリーを作成しています。ぜひ合わせてご覧ください。
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