【書評】SLEEP 最高の脳と身体をつくる睡眠の技術

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私は昔から割と朝に弱く、日中もシャキッとしないことが多い体質です。

午前中はだらだらして午後になってやっとこ調子が上がってくるという感じです。休みの日も本を読んだりブログを更新したりいろいろとやりたいことがたくさんあるのですが、体がしゃきっとせず、結局、それらがほとんでできないということも多いです。

そのため、睡眠の質を上げようといろいろな本が読みました。

今回ご紹介する本もそんな睡眠の質を高める方法が書かれた本です。

睡眠に関して本当に多くの本が書かれていますが、結局、何が一番大切なのでしょうか。

睡眠に良い行動は共通している

どの本を読んでも思いますが、基本的に書かれていることは同じです。

  1. ブルーライトは良くない
  2. 寝るときはできる限り暗くする
  3. なのでスマホは寝る前に見ない方よい
  4. 太陽光を浴びる
  5. 運動する
  6. お風呂に入って体温を上げる
  7. 90分サイクルを意識し、レム睡眠の時におきるようにする

それぞれ科学的になぜ睡眠に良いのか体のホルモンの仕組みなどとともに説明されています。

どのような睡眠本でも流れは同じです。

結局、ほとんど実践していない

今回のこの本を読んで「ほとんど他の本と同じこと書かれてるな」というのが正直な感想でした。

しかし、ふと「本当に全部実践してる?」と思ったのです。

本書は全部で21章からなり、ほんとうに多くの内容を細かく、具体的にどういうことをするべきか説明しています(中には重複するようなないようもありますが)。

  1. 農薬を使用したもの、加工食品、食品添加物が入ったもの、塩素処理されたものなど腸内の菌を殺してしまうようにものは食べない方が良い。
  2. メラトニンを増やすためにバナナ、トマト、パイナップルなどを食べた方がよい。
  3. トリプトファンやカリウム、カルシウム、ビタミンD、セレンなどは睡眠の質を高めるという研究結果が発表されている。それらを摂取するにはナッツ、鶏肉、牛肉、葉野菜、卵、魚、アボカドなどを食べた方が良い
  4. 肥満になると睡眠時無呼吸症候群など睡眠に悪影響を与えることが多いので痩せた方が良い。
  5. 脂肪というよりは糖質を抑えた方がインスリンが抑えられ、肥満にならない。
  6. 瞑想をしてストレスを下げる睡眠にもいい影響がある
  7. 午後10時から午前2時はホルモンがたくさん分泌されるのでこの時間に睡る

これらの項目を読みながら、結局、知ってはいるけどやっていないなぁと。

これまでUPなどのウェアラブルガジェットを使用していた時期もありましたが、結局行動を変えないと意味がないんですよね。

まずはスマホを使わないようにしよう!

具体的な方法がたくさん書かれているこの本を読んで、わたしはこの行動だけすれば魔法のように睡眠の質が良くなりますよ!という方法を期待していたんだなぁと思いました。結局、1つ1つの方法を実直に実践していって日中のだらだら感がなくならないか試すしかないという風に思ったわけです。

一番やらなきゃなぁと思いながらできていないのがスマホを寝る前に使わないということです。

人間は「これをやったら何か快感が得られるかも!」と感じるだけでドーパミンがでます。このドーパミンは脳内麻薬と言われていてドーパミンが出た時点でその行動を我慢することがとても難しくなってしまいます。

スマホはネットでいろいろ検索したり、動画を見たり、ゲームをしたり、本当にいろいろなことができますが、そのことで次々と「これは面白いかも!」と期待してしまう事柄がでてきてだらだらとスマホを見続けてしまうのです。

今はスマホは人間の探求欲求を満たすものとして体が覚えてしまっていますので、スマホを見た瞬間にドーパミンスイッチが入ってしまい、スマホを見ずにはいられなくなってしまうんですね。

「すぐやる!「行動力」を高める”科学的な”方法を(文響社)」という本の中にもテレビなども同じように見るだけでその行動をせずにはいられなくなってしまうと書かれています。

そういう仕組みが人間には備わっているということから本書では寝室でスマホ、テレビが目に入らない環境を作ることが大切だと書かれています。

そのために朝のアラームですらスマホを使うな、と書かれています。

このことはとても腑に落ちましたし、私もベッドのすぐ脇でスマホを充電しながらアラームもセットしているという状態でした。

そのため、今回の本の教訓のベイビーステップを充電はベッドから離れた場所で行うとしました。

アラームはまだスマホで鳴らしていますが、ベッドから離れた場所に置いたことで朝、起き上がってアラームを止めに行かないといけなくなったので、起きたい時間に起きられるようになりましたw

スマホをいじらないことで寝る時間が早くなって、ブルーライトの効果も少なくなったからかもしれません。

自分の生活に合わせて実践

スマホを寝る前に使っていると早く寝たいと思っているのにいつの間にか30分、1時間が経ってしまいます。

毎日の時間の作り方として朝は読書やブログなど当てたいと考えているのですが、スマホを寝る前に使うと寝る時間も遅くなるし、ブルーライトもあって朝読書の時間を作れないという状態でした。

これまで睡眠についての知識を得てきましたが、実際に実践することが少なかったということで、自分の生活スタイルに合わせて少しでも実践していこう思わせてくれた本でした。

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