【書評】クリエイティブの授業 “君がつくるべきもの”をつくれるようになるために
音楽を作っている人、服をつくっている人、絵を描いている人など、クリエイティブな仕事を志している方って多いのではないでしょうか。
私もこのブログを書くこともそうですが、アクセサリーを作ったり、動画を作ったり、音楽を勉強したりしています。
私はまだまだ無名ですし、注目を集めることもないので何の実績もありません。それでも多くの方に認められることを目指して創作活動をしています。
創作活動をしていると「こんなことして何になるんだろう」「この先ずっとこのままなんじゃないか」そんな不安になることありませんか?
私は本当によくそう思っています。ネガティブなことを考えることの方が多いですよね。
それでも諦められず、続けているのですが、そんな私を励ましてくれるような本に出会いました。
仕事や人生を少しでもクリエイティブにしたい
今回ご紹介したい本はオースティン・クレオンという方が書いた本で創作、仕事、人生に共通する教訓を10の章に分けて紹介しています。
創作活動に関してブログで記事を書いたり、グーグルなどの企業でこれまでの創作活動の経験をもとにしたアドバイスをしたりしていて、TEDでも講演したことがあるそうです。
そんな中でそのアドバイスが全てに人に当てはまるということに気づき、仕事や人生をクリエイティブにしたいという人全てに向けてこの本を書いたそうです。
クリエイティブに生きるための10のヒント
この本の中では10個のことについて書かれています。
- アーティストのように盗め!
- 自分探しは後回し
- 自分の読みたい本を書こう
- 手を使おう
- 本業以外も大切に
- 良いものを作ってみんなとシェア
- 場所にこだわらない
- 他人には親切に(世界は小さな町だ)
- 平凡に生きよう(仕事がはかどる唯一の道だ)
- 想像力は引き算だ
この中でも「アーティストのように盗め!」「自分の読みたい本を書こう」「本業以外も大切に」の3つが私に刺さりました。
私はアクセサリーを作ったりしていますが、ピンタレストでいろいろなデザインをボードに貯めて、参考にしています。
ある意味では盗作になるかもしれませんが、ピンタレストでいろいろなアクセサリーを見ていると、インスピレーションを受けていろいろなアイデアが出てきます。おそらくこのようにいろんなことを参考にしていくことがクリエイティブにつながるということを言っているのだと思います。
「自分の読みたい本を書こう」に関しては、人は欲しくなったものをもっと欲しいと思うもの、この「もっと欲しい!」というのがクリエイティブの源泉になるということが書かれています。
自分の読みたいと思う本を書くことで、さらに読みたいものがその先に出てきて、それが次の創作のネタになるということだと思います。マーケットが何を求めているのか、世の中では何が流行っているのか、そういうことではなくて自分の欲求に従って進むことがクリエイティブにつながること、ということですね。
私もアクセサリーの他に動画を作っていますが、まさに自分が見たいものを作っています。チャンネル登録者は全くいないのでこのままでいいのだろうかと思っているのですが、自分の見たい動画を作っていれば良いんだと言ってくれているのでちょっと安心しました。
最後に「本業以外も大切に」ですが、これはそのままの意味です。本業以外のところでいろんなことに手を出して、欲求に従って進んでいって、ある時振り返ると点と点がつながって自分だけのオリジナルのものが出来上がる。だから本業以外のこともどんどんやろうということです。
私もブログやアクセサリーや動画ままさに副業として色々やっているのですが、いつか身を結ぶんだと言ってくれているように感じました。
このまま頑張ってみようかなと
私は自分でもいろんなことに手を出しているなと思っています。
ただ、どれも世間の注目を集めるような代物ではなく、お金が稼げたり、誰かに褒められるようなレベルのものではありません。
どうせやるならそういうレベルのものを目指したいと思って、今でも取り組んでいますが、まだまだ質が伴っていないようです。
今やっていることは正しいやり方なのだろうか。本当にこのままでいいんだろうか。変えると言っても何をどう変えたらいいんだろうか。
そんなことが常に頭に浮かんできて、自信をなくして、やる気がなくなる。そんなことを繰り返していますが、この本に書かれていることを読むと「やってることはそんなに間違った方向ではないのかもな」と思わせてくれました。
方向は間違っていなくても進み方が合っていないからまだまだ結果が伴わないのだと思いますが、それでもこのままもうちょっと頑張ってみようかなと思わせてくれる、私を励ましてくれる良い本だったと思います。
私のクリエイティブ活動もぜひご覧ください。
ついでと言っては何ですが、私の活動ももし良かったらご覧ください。これからもっと「おっ」と思わせるものを作っていきたいと思っています。応援していただけると嬉しいです。
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