【書評】10倍速く書ける 超スピード文章術
ブログを始めて文章を書くことに関してはいろいろな本を読んで勉強してきています。
エンパシーライティング、言葉にできるは武器になる、自分の言葉で相手を動かすなどそれぞれ方法にとても参考になる方法が書かれていました。
しかし、これらの本を読んで実践しても、私の場合はまだまだ時間がかかってしまっているのが現状です。
時間がかかるのでブログの記事を書くのも少し億劫になってしまって、とりかかるのにもちょっと時間がかかってしまいます。
文章を書くためにもっと必要なのスキルがあるのではないかと引き続き文章術に関する本を読んでいるのですが、今回紹介する「10倍速く書ける超スピード文章術」にはかなりヒントになりそうなことが書かれていました!
文章を書くのに時間がかかるのは“考えて”いるから!
これまで私が参考にしてきた方法は文章のベースとなる内容を紙一枚にまとめてそれを見ながら文章を書くというものです。
この方法はテンプレートに沿って文章の内容を考えていくので”何を”書くのかはすぐに決まります。
なので元となるチャートはすぐに書けるのです。
しかし、私の場合はその後で時間がかかっていました。
じゃあこの内容をどういう順番で書けばいいのか。どういう接続詞で文章をつないでいくのか。
文章にしていく上でのコンテンツとコンテンツのつながりを考えるのに時間がかかっていたのです。
本書の中でも「時間がかかるのはかっこ良い文章なのか、セオリー通りにかけているのか、文学的なうまい文章かなどを考えてしまっているから」だと書かれており、まさしく私もそういう状態だったから文章を書くのに時間がかかっていたのです。
なぜLINEではすぐに文章が打てるのか
仕事で文章を書く必要がない人でも日々の連絡をLINEで行う人は多いと思います。
LINEで書くメッセージは基本的にすぐに書けて、一つの文章に何十分も考える人はいないと思います。
LINEのメッセージはすぐに書けるのに文章になると時間がかかる・・・。
この違いは本書によるとLINEは書く目的がはっきりしていて、用件だけを伝えるからなのだと言います。
もちろん文字量が違うからということもあると思いますが、文字量が多くなることで目的がぶれていき、用件以外のことで文字数を増やそうとするから考えてしまい、時間がかかるということだと思います。
新聞の記事も実は同じようなことが言えて、出来事に関するデータ(日付、誰が、何を、どのように、どうしたのか)を集めてそれを並べている。このような文章の材料(用件)が記事の9割を占めるのだそうです。
つまり、文章の材料をできるかぎり多く集めてそれをつなげるだけ。
そうすれば考える時間は抑えられると言います。
私の場合は、この材料集めが中途半端だったので、文章を作っていく作業に時間がかかっていたのだと思います。
どういう順番でつなげるのか
文章を書く上でもう一つの大きな問題があります。
材料を集めるのは良いですが、それをどういう順番で書いていくのかということです。
いくら材料があってもどういう順番で書くのか迷ってしまったらそこでも時間がかかります。
この書く順番に関しては本書では”誰かに話すような順番”で書くのが良いと書かれています。
面と向かった会話ではお互いにお互いの理解力を確認しながら情報をやりとりできるので相手に合わせて話の内容を伝えられます。
「この人に伝えるならどのように伝えるか」
そう考えて材料を並べていくことで伝わりやすい文章になると思いますし、どのような順番で文章を書くのかという判断基準にもなります。
誰に伝えるのかというのをはっきりさせることで用件も、よりはっきりします。
仕事の資料も同じ容量で
文章のみならず、仕事で作るありとあらゆる資料も同じことが言えると思います。
資料を作るということは誰かにその内容を伝えたいということ。
伝えたいこと(やってほしいことと言っても良いかもしれません)があり、それを相手にわかってもらうということなのでその人にどのようなことをどのように伝えるのかを考えれば自ずとと必要なの材料も見えてきますし、資料の作り方もスムーズになりそうです。
逆に考えると「こういう資料を作ってくれ」と言われた時にその指示した人がどういう人に何をどのように伝えたいのかを把握しておけば的確な資料が作れそうです。
上司に資料を指示された時は大抵やり直しを命じられて、嫌な思いをすることが多いですが、こういう視点で事前に上司と資料の内容を確認しておけばやり直しの量も減るのではないかと思います。
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