部下をほめる時に使いたい中国語
海外に赴任して仕事しているということは部下を持って管理職として働いている方が多いのではないでしょうか。
日々、指示を出して部下に動いてもらっていると思います。
上司だから指示に従って動いてもらうことは当然かも知れませんが、やはりやってくれたことに対してフィードバックをあげないと次につながらないし、本人のモチベーションにもならないでしょう。
フィードバッグの一つが褒めることだと思いますが、こういう言葉って意外と教科書に載っていないんですよね。
そこで今回はわたしが中国で働いていた時によく使っていた部下をほめる表現をご紹介したいと思います。
很好!(いいね!)
かなりオーソドックスですが、こういうのが1番使えるし相手も理解してくれますw
発音を確認する必要はないと思いますが、
hěnhǎo
です。
例えば、資料の作成を指示して作って持ってきてくれたら、とりあえず、
谢谢!・・・(資料を眺めた後に)・・・很好,很好!
という感じで言えば、とりあえず感謝は伝えられると思います。
修正すべきところがあってもまずは「很好」と言って褒めておけば相手も修正を受け入れやすいと思います。
もう少し具体的に何が良いのか言いたい時は「很好」の前に「褒めたいもの」をつければ良いです。
- 这份资料的分析很好 zhè fěn zīliào de fēnxī hěnhǎo(この資料の分析いいね!)
- 你的想法很好 nǐ de xiǎngfa hěnhǎo (あなたのアイデアいいね!)
- 他的发表很好 tā de fābiǎo hěnhǎo (彼の発表いいね!)
なにかと「很好」は使えると思いますので前につけられる言葉のバリエーションを増やしていけば良いと思います。
好棒!(すごい!)
很好だとちょっと驚いた感じというか、相手の成果に対してちょっと冷めている感じがしますよね。
「新規のオーダー取ってきました!」と言われて「あー、いいね!」だとちょっと違いますよね。
そんな時はこの「好棒」。ピンインはこちら。
hǎobàng
この「棒」には「素晴らしい」とか「たいしたものだ」という意味があり、直訳すれば「とても素晴らしい」という感じですね。
できたものに対して褒めるというよりは出来事に対して褒めたい時に使う感じでしょうか。
帮了我大忙!(助かりました!)
仕事していると思わないところで助けられたりすると思います。
いつのまにか部下が資料を作っていて、助かった。
急なお願いなのに文句を言わずに助けてくれた。などなど。
そんな時に使えるのがこの「帮了我大忙」
bàng lě wǒ dàmáng
「大忙」は読んで字の如く、「大忙し」という意味で、「帮了」は「手助けする」という意味なので直訳すると「わたしの忙しさを手助けする」という感じになります。
文法的な細かい解説はよくできませんが、慣用表現のような感じなのだと思います。
褒めてあげたいと思ったことがあったら・・・
誰かに思い通りに動いてもらおうと思ったら、どうしたら自分が嬉しいかを示してあげる必要があると思います。
褒めるという行為は自分がされたら嬉しいことを示すことになるので、部下もそういう行動を取ってくれるようになると思います。
だれでも褒められるのは嬉しいです。
ある程度外国語が話せるようになると使える言葉だけでなんとかしようとしてしまいます。
そうなると語彙が広がらず、指示を出すための言葉ばかり口出すようになってしまうのではないでしょうか。
いざ助けてもらって感謝したいと思った時に言葉にできて気持ちを伝えられればより部下も嬉しいと思います。
(当然、喋れなくても通じる気持ちもあると思います。)
もし「褒めたいんだけど、何て言えばいいんだ!」と思ったらぜひその言葉を調べてください。
ほかのシチュエーションでも同じです。
そういう気持ちが言葉を覚えることにつながると思います。
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