ELLEGARDEN「風の日」リハーモナイズ(アレンジ変更)

音楽ELLEGARDEN,コード分析,リハーモナイズ

私の中では耳コピも一つの音楽の大きな技ですが、既存の楽曲を“〜風”にアレンジを変更させる技はもっと高等テクニックだと思っています。

曲の雰囲気を変えるそういうアレンジの技を“リハーモナイズ”と呼ぶそうなのですが、リハーモナイズの技を身につけるために、とにかくリハーモナイズの技を機械的に試してみるということをやってみたいと思います。

今回の題材はELLEGARDENの「風の日」です。

※私は音楽理論勉強中で訳もわからずやっています。とにかく色々やってみてどういう感じなのか、せっかくなら皆さんに共有して同じような疑問を持っている人の参考にしてもらえないかというコンセプトでこの記事を書いています。

※理論的に間違っていることもやっているかもしれませんし、突っ込みどころもあるとおもいますが、そのときはぜひコメントしていただいて教えてください。この場が様々な人の学びの場になることを祈っています。

オリジナルのコード進行

オリジナルのコード進行についてはこちらの記事にまとめています。

私個人で耳コピしてまとめたものなので間違っている部分もあるかもしれませんが、そのときはコメント欄などで教えて頂けるとありがたいです。

リハーモナイズ① 3和音を4和音にする

単純にダイアトニックコードの7thのコードに置き換えました。

ここではメジャー7thを「F△7」という風に△で表しています。

“△7”は長7度を追加したコード、”7”は短7度を追加したコードです。

ただ単にコードを鳴らしているだけなので違いが分かりにくいですが、おしゃれな感じになっていますかね。

全体的に広がりが出たというか。

リハーモナイズ② ツーファイブの形を作る

オリジナルの「F→G→C→C」というのは「Ⅳ→Ⅴ→Ⅰ→Ⅰ」のコード進行です。ここで「F」を同じサブドミナントである「Dm(Ⅱm)」に置き換えてみます。

すると「Ⅱm→Ⅴ→Ⅰ→Ⅰ」となり「ツーファイブワン」の形ができます。

ⅤからⅠへのコードの流れはドミナントモーションと呼ばれ不安定なコードから安定なコードへ動く進行で、「解決する」とも言います。

小節冒頭でツーファイブワンになっているのでそれほど安定的な響きを感じませんね。正確にいうとⅤ7からⅠへの動きがドミナントモーションだと思うので、ここで7thの音がないので解決感をあまり感じないのかもしれません。

Dmというコードとメロディはそれほど外れているという感じは受けません。

Dmに対してメロディがCの音で、コードのルート音Dに対して短7度の音でDm7の様な響きになっているために外れている印象は受けないのかもしれません。

リハーモナイズ③ 代理コードで入れ替える

ダイヤトニックコードではそれぞれトニック、サブドミナント、ドミナントと役割があり、同じ役割のコードであれば入れ替えてもOKというルールがあります。

ここではただ単純に同じ役割のコードに置き換えた時にどう聞こえるのかを試しています。

始めの4小節では2小節目のGを同じドミナントのBm7(♭5)に変更しています。ドミナントコードの中でも特殊な響きのコードなので歪に聞こえますね。

つぎに8小節目ではトニックCを同じトニックのEmに変更しています。ベースがメロディと合っていない感じがします。

12小節目ではAm単独のコードだったものをAmと同じトニックのEmの2つに分解しています。2拍分だけ変更しているという感じです。これもEmがメロディとあっていませんが、つぎのFへのつながりはいい感じに聞こえます。

最後に15小節目をトニックのAmに変更しています。メロディに合っていないような感じがしますが、これはこれでどこかで聞いたことがある雰囲気のような気がします。

リハーモナイズ④ セカンダリードミナントを加える

セカンダリードミナントを追加してみました。

セカンダリードミナントとはあるコードを1度のコードとみなして5度上のコードの7thコードを追加することで擬似的にドミナントモーションを追加すると言うものです。

ダイアトニックコード以外のコードを加えることでドラマティックなコード進行にすることができるそうです。

  • 5小節目3拍目にD7
  • 7小節目3拍目にG7
  • 11小節目3拍目にE7
  • 13小節目3拍目にD7
  • 15小節目3拍目にG

という風に加えています。

学校のチャイムのようですし、本当に適当に加えていったのでメロディと合っていないですが、13小節目以降は激しく動くコード進行によって少しメロディの雰囲気が変わっているように感じます。

リハーモナイズ⑤ テンションノートを加える

コードに9thや13thという音を加えます。

9thは2度上の音の1オクターブ上ということになるのでルート音がCなら1オクターブ上のDのことです。

13thは6度上の音の1オクターブ上ということなのでルート音がCなら1オクターブ上のAということになります。

9thでいうと隣り合った音になるので不協和音で良くない効果を生みそうですが、1オクターブ上になるとお洒落になるとのこと。

実際にやってみましたがコードで出している音の高さが良くないのか、かなりイマイチな響きです。

使い方が難しいということでしょう。

リハーモナイズ⑥ 裏コードを加える⑥ 裏コードを加える

裏コードとはドミナントであるV7のコードと同じ機能を持つコードのことです。

ドミナントのV7はキーCであれば G7のことですが、シとファを持つコードです。この2つがあることで不安定な響きを持つコードになっているということですが、そのシとファを持つコード「♭Ⅱ7」が裏コードということになります。

キーCであればD♭7ということになりますが、その構成音はD♭、F、A♭、C♭となり、F=ファ、C♭=B=シということになります。

元々のコード進行にあるGをD♭7に置き換えました。他のコードも4和音にしています。

メロディーには合っていないですが、コード進行的には綺麗な、おしゃれな響きになっているように感じます。

例えば、2小節目から3小節目にかけてルートの音がD♭→Cと半音下がる進行になっており、綺麗に繋がっているからおしゃれな感じに聞こえるということもあるような気がします。

リハーモナイズ⑦ マイナーキーにする(Amへの転調)

キーCの平行調であるAmへ転調させています。

平行調なのでメロディは変わりません。

オリジナルのコード進行は「Ⅳ→Ⅴ→Ⅰ→Ⅰ」と言った感じなのでAmで「Ⅳ→Ⅴ→Ⅰ→Ⅰ」となるようにコードを変更してみました。

メロディの構成音を考えずにやっているのであまり合っていないかもしれませんが、マイナーコードが盛り沢山なので暗い印象になりました。

リハーモナイズ⑧ マイナーキーにする(Cmへの転調)

キーCのルートの音は変えないでCmへ転調させてみました。

CとCmでは構成音が異なります。EとAとBに♭がつきます。

歌メロの方もEとAとBは♭にしているのでメロディも変わっています。

どちらかというとこちらの方がマイナーになったかなぁという感じがします。

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