シド「嘘」コード分析

音楽Bm,コード分析,シド

今回はシドの「嘘」という曲の耳コピをしてみました。

シドの曲はキャッチーな曲が多く、演奏の難易度もそれほど高くない印象なので曲自体も耳コピしやすいかなぁと思い、この曲を選択しました。

しかし、耳コピしてコードを分析していくと思っているほど単純な曲ではなさそうなことが判明。(私のような初心者にとっては、ですがw)

今回も分析してみて私が勉強になったなぁというポイントについて書いていこうと思います。

楽曲

今回はシドの「嘘」という曲ですが、「hikari」というアルバムに入っていた楽曲で、Apple Musicではシドの曲の中で一番上に上がってきている曲になります。

シドの中のでも人気の曲ということなのだと思います。

綺麗に流れるようなサビとそれに繋がるメリハリのある楽曲アレンジ。

リスナーを飽きさせない上手いアレンジだと思います。

キー

Bm

ダイヤトニックコード

Bm C#m7(♭5) D Em F#m G A

サビ

G | A | F#m | Bm

Em | A | D | F#7

G | A | F#m | Bm

Em | A | Bm

この曲は静かなアレンジのサビから始まります。

1番始まりのコードはGとしましたがEmの方が曲に合っているようにも感じます。

サビで注目すべきは8小節目のF#7でしょう。

ダイヤトニックコードのところにも書きましたが、通常キーBmであれば Fはマイナーになります。

そこをFメジャーにしているのでノンダイアトニックコードになっているわけです。

FmはキーBmでの5番目のコードですが、ドミナントという役割のコードでドミナントからトニックに行く流れをドミナントモーションといいますが、マイナーキーではⅤm→Ⅰという繋がりだと解決感が弱いため、VmではなくⅤを代理で使用することが多いそうです。

ここではFmの代理コードとしてそのメジャーコードのFを使っているということだと思います。

ダイヤトニックコードではないのでここで少しハッとするような曲にメリハリを与えているように感じます。

理論的になぜそれを使っているのか、ということも大事だと思いますが、このコードを使うことでどういう響きになるのか、曲がどうなるのか、そういうことを覚えて置くのが大事なんでしょうね。

(メロディックマイナーと捉えればVはダイヤトニックコードなのでしょうか?)

ちなみにサビのメロディはBmペントニックスケールの音が中心になっているようですね。やはりこのような少し特徴的な和音解的なメロディーはペンタとニックスケールなのでしょうね。

以前記事にしたGReeeeNの「BE FREE」という曲もそんな感じでした。

Aメロ

Bm7 | Bm7 | F#m7 | F#m7 | G | G | Asus4 | A |

Bm7 | Bm7 | F#m7 | F#m7 | G | Aadd9 | Bm | Bsus4 B |

ここではsus4が使われています。

これもノンダイアトニックコードですが、3度の音を4度にしたコードになります。

不安定なコードで4度の音を3度に戻したコードに戻ろうとする効果があり、このコード進行はとてもよく出てきますね。

またAメロの最後にBsus4→Bに流れる進行があります。

Bもまたノンダイアトニックコードです。(キーBmなのでダイアトニックコードはBm)

私も色々調べましたが、どういう理論的な理論でこれを使っているのかわかりませんでしたが、ルートが同じであればマイナーメジャー関係なく代理コードとして使っても良いということなのかなぁと理解しました。

(Bメロの頭のコードがもしEmだとしたらセカンダリードミナントと捉えてBが使われているということもあるのか?その場合はEmではなくEかな?)

ちなみにBsus4→Bmという風にしてしまうと完全4度から短3度という動きになるので解決感がなく、あまり良い流れにはならないのかなぁと思いました。

Bメロ

G | G | G | G | Bm7 | Bm7 | Bm7 | Bm7 |

G | G | G | G | F# | F# | F # | F# |

Aメロの後半部分にも書きましたが、Gの部分はEmという可能性もあるのかもしれません。でもベースを聞く感じではGですね。

サビ前にはF#が使われていますが、ここもF#の代理コードを使用されているのだと思います。

前述のようにメロディックマイナースケールを使っていると考えれば普通にダイアトニックコードなのかもしれませんが。

F#mでもあっているように聞こえますがF#の方が曲の響きに合っているように聞こえます。

まだまだ勉強中です。

と、ここまで私の調べた結果をまとめてきましたが、不十分だったり、合っていない部分もあるかもしれません。

その場合はコメント欄で教えていただけるとありがたいです。

私と同じようにコード分析の勉強を始めたばかりという方がいらっしゃいましたら同様にコメント欄で一緒に分析していただけると励みになります。

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