深センのタクシーでカバンを置き忘れてから回収するまで
ある日、カバンをタクシーに置き忘れてしまいました。
いろいろと途方にくれてしまいましたが、それでもなんとかタクシーと連絡がとれて、運転手さんがちゃんと回収していてくれたおかげでカバンを取り戻すことができました。
深センではカバン等の置き忘れに対応する仕組みが作られているんですね〜。
タクシーのナンバーがわからない
まさかカバンごと無くすとは・・・・。
財布はもちろん、パスポート、iPad、愛用の手帳(トラベラーズノート)、愛用の文房具などなどが入っていたので損失は驚きの額になります。
何より海外でパスポートを無くすのはやばすぎる・・・・・。
カバンがなくなったのに気づいてから直近で食事に行った場所などに連絡してみましたが、見つからず、その日はタクシーを使って帰ったのでタクシーに置き忘れたものだと思われました。
しかし、タクシーのナンバーがわからない。これだとタクシー会社に問い合わせようもない。
タクシーにつながる情報としてはWechatの支払い記録(払った時間、相手のアカウント名)のみ。
流石に諦められません。何か、方法はないか必死になって考えました。
アパートの監視カメラを確認する
中国のアパートでは結構な数の監視カメラが設置されています。
そういえばうちのアパートもたくさん設置されてるぞと思い立ったわけです。
監視カメラの映像からなんとかわからないかということでダメ元でアパートの管理事務所に行ってみました。
事情を説明したところ、なんと、見せてくれました。本当に見せてもらえると思っていなかったのでちょっとびっくり。
Wechatの支払い記録からお金を支払った時間が明確にわかったのでその時間にいつもタクシーを降りるポイントの画像を確認しました。
いました。私が。監視カメラ時代に感謝したのは束の間、ナンバーがわかりませんでした。
夜だったので映りにくいということと車のライトの影響もあって車のナンバーまではわかりませんでした・・・。
派出所で監視カメラを確認する
もちろんこれでは諦められずネット(百度)でこういう時にどうするのか検索してみました。
するとあるサイトに“警察に通報して監視カメラでナンバーを確認する”とありました。
そんなことができるのか?と思いながらその情報にすがるしかなく、自宅の最寄りの派出所へ。
カウンターに人がいないのはいつものこと。なんとか制服姿の人を見つけて事情を説明。監視カメラの映像を確認できないか聞いてみました。
結果、なんと、見れました。
警察なので道に設置されているいろいろな監視カメラを全て確認できました。乗った場所付近から降りた場所付近まで。
今後こそいけるのではないかと期待し旨を躍らせながら各カメラを確認しました。
が、
結局、ナンバーは確認できませんでした。
公道に設置されているカメラは高所に設置されているものが多く、ナンバーまでしっかりと写すのは難しいようです。
ちなみに監視カメラの映像ですが、ネットの地図で派出所と検索すると本当に小さな“警務区”というものも出てきますが、おそらく“派出所”でないと確認できません。
以下のような看板がかかっている場所です。
近くには以下のような案内板もあります。
タクシーに設置されているGPSを確認
もうだめかと思って途方にくれていたところに監視カメラを一緒に確認してくれた人からタクシーに設置されているGPSから確認する方法もあるぞと助言が。
何やら福田にある无线电管理大厦というビルの8階に行けばその方法でタクシーを特定することもできるとか。
さきほど百度で検索したときも同じ方法が書かれていましたが、なんのことかよくわかりませんでした。しかし、この方法しかないなら行くしかないと思い、タクシーに乗って行ってみました。
このビルの8階に失物招领中心という場所があり、入ってみると整理番号を取り、所定のフォームを入力するように言われました。
タクシーに乗った時間、場所、失くしたものなどなど。
記入した後にフォームを渡すと地図上で一緒に乗った場所と降りた場所を確認。
その結果、タクシーを特定でき、そのタクシー会社の電話番号を教えてもらうことができました。
誰も並んでいなかったのですぐに手続きに入れたのですが、ものの10分ほどで特定できました。
タクシーを降りた正確な時間がわかったこともあると思いますが、あっという間でした。初めからここにくればよかった・・・・。
そして発見!
タクシー会社に連絡し、タクシーのナンバーを伝えたところタクシーの運転手に確認するから待ってくれと言われ、待つこと10分ほど。
なんと、回収してあるから返却するという連絡が!!
まさか本当に見つかるとは思っていなかったので本当に驚きました!
中国ではスマホでの支払いがかなり普及しているので、 スマホの紛失もかなりのおおごと。
そういうこともあってタクシーにGPSを設置し、それを調べるような場所まで作ったのだと思いますが、この仕組みに感謝しかありません。
もし同じようにタクシーにカバンを忘れることがあれば福田の失物招领中心に行くことをお勧めします。
土日も朝8時から夜8時までやっているようです。
もちろん中国語必須なので中国語がわかる誰かに手伝ってもらう必要はあります。
今後、タクシーを利用するときは出来るだけ記録が残るようにWechatでお金を支払おうと思います。
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