サクラクラフトラボ003で他社のリフィルと互換性を持たせるためのリフィルアダプターを作製してみた。ジェットストリームも使えます!
サクラクラフトラボのボールペンは私のブログで何回も取り上げてきたボールペンです。
私が使用しているのは001と003なのですが、どちらも純正のリフィルが微妙なんですよね。
001の方は長さも普通くらいなので他社のリフィルで加工すれば使えるものが多いです。
しかし、003は世の中の他のボールペンと比べると短いので使用できるリフィルが見つかりませんでした。
それでもなんとかこのボールペンを使用したいと思ったので、他社のリフィルを使えるようにするためのリフィルアダプターを作製してみました。
他社のリフィルをカットして使う
サクラクラフトラボ003はちょっと短い長さになっているのでそのまま使えるリフィルというのがないのですが、カットすることで使えるものもあります。
こちらのページにそのことについてもまとめましたので、ご興味ある方はぜひこちらも合わせてご覧ください。
003のリフィルは太くてインクが途切れやすい
長らく使っていなかったので純正リフィルで書いた実物の写真がないのが申し訳ないのですが、003では0.8mmの太めのリフィルを使用しています。
インクは水性顔料ゲルインクを使用しているのですが、時々、インクの出が悪くなる時がありました。
実はLAMYのSTUDIOのローラーボールも同じような現象があり、気に入らなくなってしまったのですが、インクの出が安定しないのはかなりイライラします。
そのため、サクラクラフトラボ003も気に入らなくなって使わなくってしまったのですが、アルミ製のボールペンというのは珍しく、使い込んだらどのように経年変化するのかとても興味がありました。
放っておいて変化するものではなく、使い込むことでどうなるのかが気になったのです。
ペンを使いたいがリフィルは気に入らない。そこで他社のリフィルを使用できるようにしてしまおうと思ったわけです。
リフィルアダプターを設計、そして3Dプリント
まずは構想です。
そもそも003よりも大きいリフィルは入りませんから、003に入るリフィルは世の中にあるのか確認しました。
こちらのサイトで多くのリフィルのサイズがまとめられています。この一覧から使えそうなリフィルを探しましたが、それはこちらのような小さなタイプのボールペンによく使用されているタイプのもののみでした。
これを元にどういう仕様にすれば003で他社のリフィルを使えるようになるのか考えます。
そして、これをもとにShapr3DというiPad Proで使える3D CADソフトを使ってモデリングし、DMM.makeで3Dプリントしてもらいました。
そしてついに完成!
そして完成したものがこちら。
対応できるリフィルは動画内のこの細いタイプの物。小さいボールペンではよく使われているタイプの物だと思います。いろいろなメーカーからでているので入手は難しくないと思います。
自分でもびっくりですが、なかなか綺麗に収まりましたw
筆圧が強い方ですが、今のところぐらぐらすることなく安定して使用できています。
リフィルはアダプター内の奥にある穴に差し込んで固定するようにしました。
ちょっとキツめにしましたが、手で刺せる硬さになっています。
こういうものを作ったのは初めてでしたが、かなりうまくできたと思います!
こちらから購入できるようにしています。→現在調整中
現在、在庫がなくなり、次の販売方法を検討しているところです。決まりましたらまたこちらでお知らせいたしますのでもう少々お待ちください。
対応リフィル一覧
対応リフィルの例をご紹介します。同様の形状のリフィルは他にもあると思いますが、それらも使用できると思います。
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ほかのサクラクラフトラボでもリフィルアダプターを作りました
サクラクラフトラボ001でも同様のリフィルアダプターを作りました。002でも使えます。コンセプトはいいのに、書き味が悪いのでちょっと残念なんですよねぇ。
そして、サクラクラフトラボ005のリフィルアダプターも作りました。
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