銅とシルバーを組み合わせたバイカラーのバングルを作る

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私はサラリーマンの傍らアクセサリー作りを独学で勉強しています。

これまではShapr3Dというアプリで3Dモデルを作製して、それを3Dプリントすることでアクセサリーを作製してきましたが、それだとスピードがあまり速くないということで金属のワイヤーや板からアクセサリーを作る方法を勉強し、実際に作り始めました。

今回は勉強した技術を使って銅とシルバーを組み合わせたバイカラーのバングルを作ったのでその内容をご紹介したいと思います。

銅とシルバーの板から切り出し

銅とシルバーのバイカラーバングル 板から切り出し
板材から必要な分を切り出します。

今回は厚さ2mmのシルバーと銅の板から幅3mmで長さ70mmと60mmの長さをカットしました。

バングルは手首周りの周囲に数センチの長さを足して余裕を出すのが良いようです。スリット部分は3センチから4センチくらいが良さそうな感じがしました。どのくらいの余裕を持たせるのかで使いやすさやデザインとしての見え方が変わってきそうですね。

今回は手首周囲が15cmの人を想定し、バングル自体は円周16cm相当でスリットは3cmとして全長は13cmのバングルを作ることにしました。

バングルの場合はある程度完成後にも自力でサイズ調整ができるのでそれほど寸法はシビアではないと思いますが、前述のように見た目の印象に関わってくる部分なので、どのくらいが良いのかは今後も研究していきたいと思います。

板材についてはさまざまな形状のものがネット上で販売されています。厚さ2mmで幅3mmの材料というのも売っていますが、単価が安い板材を購入して糸鋸でカットするという方法を取りました。

糸鋸の練習になるということと少しでも費用は抑えたい、また、いろんな形のアクセサリーを作れる体制にしておきたいという思いからこのようにしました。

いろいろなショップがありますが、私はクラフトショップナビというショップが楽天にあり、品揃えも豊富なのでこちらが良いのではないかと思い、注文させていただいています。

紙やすりで形を整える

銅とシルバーのバイカラーバングル 面を整える
糸鋸でカットした部分がガタガタしているので紙やすりで整えます。

糸鋸で切った部分は表面がガタガタなのでこの段階で平らにするために耐水ヤスリにかけました。

ここでは#320という番手で研磨しました。もうちょっと粗い番手の方が作業が早くなったような気もします。

銅とシルバーのバイカラーバングル 面を整えたあと
糸鋸でガタガタになった面を綺麗にした後

平らな面を利用しながら研磨していったので全ての面で綺麗な平面にできたと思います。

このように平面を出したい場合は大きな紙やすりなどを使用した方が良いように思います。

また、普通の紙やすりだと削りカスが出やすく、それが研磨時に材料を傷つけてしまうことがあるらしいため、耐水ペーパーのヤスリの方が綺麗に仕上がるようです。

さらに短かくカットする

銅とシルバーのバイカラーバングル 小さなパーツに切り分ける
1cmの長さにカットしました。

銅とシルバーを交互に繋げて縞々なバイカラーを作りたかったので1cmの長さにカットしていきました。

この長さによって見た目の印象も変わると思いますが、この辺はもうちょっといろんなパターンを試してみたいと思います。

銅とシルバーのバイカラーバングル さらに形を整える
カットした面も真っ直ぐにします。

カットするときは糸鋸で切っていったのですが、ここでも切った面は平らになっていないのでまた耐水やすりで綺麗にします。

ろう付けでくっつける

カットできたら銀ロウをつかってくっつけます。

ろう付けする部分が多い場合は融点の違うロウを使用した方が良いということでしたが、今回は全て同じロウでくっつけてみました。

割と上手くいったのでもっと細かい部分をろう付けするときなどに融点の違うものを利用した方がいいのかもしれません。

銅とシルバーのバイカラーバングル ろう付け
複数のろう付け面がありますが、全て5分ロウを使いました。

以前、アクセサリー作りの失敗について書いた記事で棒ロウだと溶ける量のコントロールが難しいから初心者向けじゃないと書きましたが、今回のような複数の場所を一度にろう付けする場合は棒ロウの方がスムーズに作業できるように思いました。

さらに紙やすりで形を整える

全てくっつけ終わったら余分な銀ロウと落として最終仕上げをしていきます。

ろう付けがまだまだ上手くないのかかなり曲がってしまったので、まずは平らな面に当てて木槌で叩いて真っ直ぐにしていきます。

銅とシルバーのバイカラーバングル 歪みをとる
ろう付けがガタガタだったので叩いて形を整えました

ちなみに金属を叩く際には叩く土台は焼きの入った金属の硬く、平らな面が良さそうです。

柔らかい部分で叩くとその部分が確実に凹みます。

焼の入った台も安くないのですが、何も気にせず、思い切り叩けると作業が捗るので購入することをお勧めします。

銅とシルバーのバイカラーバングル 余分な銀ロウを削る
紙やすりで磨くことで綺麗な面を出しています。

大まかに真っ直ぐにしたら再び耐水ヤスリで削っていきます。

耐水やすりだけだと滑って上手く研磨できなかったので写真のように万力に挟んで耐水やすりを固定しています。

銅とシルバーのバイカラーバングル 紙やすりで削る
銅とシルバーの綺麗なコントラストができてきました。

今回はシルバーと銅の色を綺麗に出したいと思ったので鏡面光沢ではなく、マットに仕上げました。

ピンクと白のコントラストがとても綺麗にできたと思います。(自画自賛)

木型を使ってバングルの形に曲げる

最後にこの金属を曲げてバングルの形にします。

バングルについては木製、金属製の型が販売されているのでそれを使って成形するのが良いでしょう。

本当は焼の入った金属の型が良いのだと思いますが、ちょっと高かったので私は木型を購入しました。

銅とシルバーのバイカラーバングル 木型でバングルの形にする
バングル用の木型はネットで購入できます。金属のものもあります。

動画でも紹介しています。

以上で完成です。

やはりここまで材料を細かく切っていくのでかなりの時間はかかりましたが、思い描いたようなものがちゃんとできたのでよかったなぁと思います。

ここまでの過程は動画にもまとめていますのでぜひ合わせてご覧ください。

YouTubeではこのバングル以外にもアクセサリー作りの動画を作っているのでチャンネル登録していただけると非常に嬉しいです。

完成したもの

今回作製したものはこんな感じに仕上がりました。

個人的に金属で複数色のアクセサリーがとてもかっこいいと思うので、今後もこのように金属を組み合わせた作品を作ってみたいと思っています。

いろいろと独学でアクセサリーを作ってきましたが、これまでどのようなアクセサリーを作ってきたかクリーマ、ミンネでご確認いただけます。

今回作製したバングルも掲載していますので、ご興味ございましたらぜひご覧ください。

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