【Shapr3Dの使い方】星モチーフの指輪を作る2

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3D CADを始めたばかりの場合、頭の中に作りたい形があっても、それをどうやって作ったらいいのかわからないということないですか?

私はまさしくそういうことばかりでかなり試行錯誤しておりますw

3DCADのソフトによってやり方が多少異なるのでできれば自分の使っているソフトと同じソフトの情報を見たいのですが、Shapr3Dの場合はあまりネットに情報がないんですよね。

そう思われている方もいらっしゃるかと思ったので、私が試行錯誤して作ったモデルがどなたかの参考になれば、その方の時間を少しでも節約できればと思い、3Dモデルを作った過程を紹介しています。

今回は星をモチーフにした指輪です。

以前も星モチーフの指輪を作りましたが、今回はまた違った星を使ったリングです。

YouTubeに製作過程の動画を上げています。

言葉や写真ではわかりにくいと思うので動画にして公開しております。

この記事ではポイントになると思う部分を解説していきます。

ポイント

それではここから私がポイントになると思ったところを解説していきます。

ちなみに今回は12号の指輪を作っています。12号サイズの直径は16.66mmですので円を書く時をその半径の8.33mmを入力しています。

アクセサリーの寸法関係はこちらの記事にまとめていますので気になる方はご覧ください。

スケッチの距離を数字を入力して調整する

Shapr3Dの使い方 スケッチの位置を調整する
表示される寸法の値をタップして好みの値を入力

半径を8.33mmにしたいのでその位置に合うように画面の正方形を中心から8.33mmの位置に配置したいです。

背景のマス目を利用しても8.33という位置に移動できないので違う方法で配置する必要があります。

こういう細かい数字の位置にスケッチを配置したい場合はその寸法の距離にしたい点同士を直線で結び、その直線の距離を目的の数値にするのが簡単な気がします。

配置したいスケッチを中心に置いて「変形→移動/回転」を選び、移動する距離を入力しても良いですが、今回のようにエッジから距離を測る場合は直線を書いてからその直線の長さを変えた方が良いような気がしています。

細かい寸法は自分で計算して

Shapr3Dの使い方 細かい寸法は自分で計算する
星の先端までの距離と本体の厚さを自分で足して目的の本体大きさを計算する

ここではU字にした本体から星のスケッチまで本体を延長させようとしています。

この場合は星の先端まで本体を伸ばしたいのですが、Shapr3Dではうまくその位置で止まってくれません。

そのため、目的の位置と本体の厚さなどを考慮して目的の寸法を自分で計算しないといけません。

ある程度目視でもできなくもないですが、やはり自分で計算した値を入力して行ったほうが確実ですね。

距離が近い部分はその寸法を確認

Shapr3D使い方 近い部分の距離を確認する
近すぎると3Dプリントの際に造形できない。

今回作製した指輪では星の末端の部分と星の始まりの部分の距離がかなり接近しています。

このように本体同士が近づきすぎると3Dプリントする際にうまく造形できません。

今回はDMM.makeのチタンで造形しようとしていたのですが、その最低寸法は0.5mm必要となっています。

Shapr3Dでは面同士の距離を確認する場合、確認したい面を選択すると画像のように画面した部分のその最低値が表示されます。

今回は0.479mmとなっていますが、特に問題なく造形してもらえました。

あまりにも無理があったり、再現性が低くなる可能性がある場合は、DMM.makeの方から連絡が来ますが、ある程度はどのような寸法までは造形できるのか、ルールは確認しておいた方が良いでしょう。

DMM.makeではとても多くの材質を造形できますが、材質ごとに制約があります。こちらのページに纏まっています。

もっと良い方法があれば教えてください!

いかがだったのでしょうか。

動画の最後には実際に造形して完成したものも紹介しています。

アプリ内の3Dモデルだけではイメージしにくい部分も多いですが、造形するとどうなるのかも見ていただけると参考になるのではないでしょうか。

特に0.5mmのフィレットがどういう感じになるのか、など見ていただけるといいかなぁと思います。

今回私が行ったShapr3Dの操作はこれが全てではないと思います。もっとうまく3Dモデルを作れる方はいらっしゃると思います。

もし、もっと効率よく作れる方法をご存知でしたら、私もまだまだ勉強中なのでコメント欄等で教えていただけたら嬉しいです。

これまで作った作品を販売しています。

今回ご紹介したものも含めてミンネ、クリーマで販売しています。

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