hide「HURRY GO ROUND(Hide vocal take2)」コード分析

音楽3拍子,B,サブドミナントマイナー

気になった曲を耳コピでコード分析するこのシリーズ。

今回はhideの「HURRY GO ROUND」を取り上げます。

ど真ん中の世代は私よりも少し上の世代で、かなり乗り遅れた感がありましたが、高校生から大学生の時にすごく聴いてました。

あの頃にハマった曲はどんなコードだったんだろうと気になったのが始まりで、まずは1番リピートしていたhideの曲でその中でもかなりハマっていた「HURRY GO ROUND」をコピーしたくなりました。

しかも今回は2018年に発売されたhideトリビュートアルバムの中に収録されている「HURRY GO ROUND(Hide vocal take2)」をコピーしてみました。

アコギだけなので耳コピしやすかったということが一つの理由ですが、こんなバージョンもすごくかっこいいなぁと感動したからなんですが、まぁオリジナルとほとんど変わりませんw

楽曲

「HURRY GO ROUND(Hide vocal take2)」のバージョンがYouTubeで見つからなかりませんでした。

Apple Music等のサブスクでぜひ探してみてください。

キー

B

ダイアトニックコード

B C#m D#m E F# G#m A#m7♭5

イントロ

B | E | B | E | B | E | B

印象的なイントロです。二つのコードだけで曲の雰囲気をしっかりと作っているという感じ。このイントロ聴いたらすぐにこの曲だとわかりますよね。

黒夢の「少年」なんかもそうですが、非常に簡単のコードでリスナーを引き込んでしまう。本当にすごいなと思います。

Aメロ

B | E | B | E | B | E | B | E | C#m | B | E | B | E

B | E | B | E | B | E | B | E | C#m | B | E | B

イントロを引き継いでBとEの繰り返しからなっています。

ストロークを変えることで曲調に動きを作っている感じですかね。

この曲全般的にそうですが、基本ダイアトニックコードでできており、最近のJpopのエモさの理由であるテンションコード、ノンダイアトニックコードが使われていないと思います。

それでもここまで人を引き込んでしまうんですから、何度も言いますが、ほんとすごいです。

Bメロ

F# | G#m | F# | G#m | E | E | F# | F#sus4 F#

5小節目と6小節目はEが続いています、ここは6小節目をなにか変えているようにも聞こえますが、ちょっとわかりませんでした。

Emにしてもいい感じになりますが、Emではないように思います。

ちなみにここでEmにしたらゴールデンボンバーの「また君に番号を聞けなかった」で使用しれていたサブドミナントマイナーというテクニックですね。

また最後のF#の部分ですが、F#sus4を間に置いてちょっと変化をつかていますね。

このフレーズはよく聞きます。メロディにちょっとスパイスを与えるというんですかね。同じコードが続くならsus4にしたほうがメロディがより華やかになるという印象があります。

サビ

B | B | G#m | G#m | B | B | G#m | G#m

E | Em | F# F#sus4 | F#

B | B | G#m | G#m | B | B | G#m | G#m

E | F# | B | B

E | F# | B | B

E | F# | B | E | B

Bメロにかなり似ていて、ここがサビなのか?とはじめ思ってしまいますが、しっかりとコード進行は変わっています。

特に印象的なのは「また花となるでしょう〜」の部分でしょう。

もしかしたらこの「また花となるでしょう〜」がサビでその前はCメロなのかもしれませんw

ここはⅣ→Ⅴ→ⅠのドミナントモーションのⅡ→Ⅴ→ⅠのⅡを同じサブドミナントであるⅣに置き換えた進行になっています。

Jpopではよく使われているように感じるのですが、このⅠへと向かっていく進行が力強さを与えているという感じでしょうか。

個人的な感覚ですが、Ⅱ→Ⅴ→Ⅰってちょっとダサいというかすごくシンプルって感じです。

間奏

B | E | B | F # | B | E | F# F#sus4 F#

B | E | B | F# | B | E | F#

コード進行としてはサビの進行を踏襲した感じになっていますが、特筆すべきはここで3拍子になっています。

これ以降全部3拍子になるんですが、こういう転調?ってすごく珍しいと思うんです。

ですが、全然、違和感がない。変わった瞬間はちょっと「お?」と思うんですが、曲が進んでいくと全然違和感がない。

ちょっと前のめりになった感じでより訴える力が強くなっているように感じます。アクセントの位置が増えたからなのでしょうか。

コード進行はとても単純で割と簡単に耳コピできましたが、こういうところで曲にインパクトを与えている。勉強になります。

まだまだ勉強中です。

と、ここまで私の調べた結果をまとめてきましたが、不十分だったり、合っていない部分もあるかもしれません。

その場合はコメント欄で教えていただけるとありがたいです。

私と同じようにコード分析の勉強を始めたばかりという方がいらっしゃいましたら同様にコメント欄で一緒に分析していただけると励みになります。

また、今後もコード分析などの音楽ネタの記事も書いていきたいのでSNSなどで私のアカウントをフォローしていただけると嬉しいです。

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