どっちがお得?iPad Pro2020とiPad Air(第4世代)の違いを比較してみた

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新しいiPad Airが発表されました。

見た目がiPad Pro 11インチ(第1世代)、iPad Pro 12.9インチ(第4世代)と同様になり、カラーバリエーションも増えましたね!

さらにUSB-Cが搭載され、Magic KeyboardとApple Pencil(第2世代)にも対応するという!

ここでちょっと疑問に思うことが・・・。

「iPad Pro 2020年モデル買ったけど、iPad Airでよかったんじゃない?」

ということで、iPad Proを買ったことを正当化するために新型iPad Airとの違いを徹底比較してみました!

iPad Air(第4世代)のスペック概要

新しいiPad AirはデザインがiPad Proとほぼ同じになりました。

厚みが1mmほど厚く画面サイズも10.9インチとiPad Proの11インチ、12.9インチとは若干違いますが、四角い形状にホームボタンなどがなくUSB-Cを備えています。

Apple Pencil第2世代とMagic Keyboardに対応し、同じ色であればパッと見は見分けがつかないでしょう。

さらに注目すべきは搭載されているチップがA14 Bionicという最新のチップだということです。

iPad Pro2020はA12Z BionicというiPhoneXSなどに搭載されているA12 BionicをiPad Pro仕様にした物らしいですが、それよりも新しいものになっています。

アップルのホームページによるとA14はA12と比較して40%速いそうです。(ちなみに同時に発表されたiPad第8世代に使用されているチップはA12です。)

もはやiPad Pro 2020よりも速いのか?!と思ってしまうような書かれ方をしています。

また、色も5種類と大幅に増えました。ここまでてんこ盛りにされると3月にiPad Pro 2020が出てから速攻買った私としては「え、iPad Airの方が安いし、チップも最新でApple Pencil、Magic Keyboardも使えるなら、iPad Airの方がいいじゃん」と思ってしまいます。

選ぶポイント

いや、さすがにiPad Proの方が優れている点もあるはずだ!と自分を正当化するために色々な違いを調べて見ました。

これからiPadの購入を検討されている方向けにiPad Pro第4世代とiPad Air第4世代の違いを説明するとともにどういう観点で選べばいいのかを私なりに考えてみましたので、そちらも参考にしていただけると嬉しいです。

画面大きい方がいいか

iPad Pro第4世代の画面サイズは12.9インチと11インチが用意されています。iPad Airは10.9インチです。

もし、画面サイズは大きい方がいい!と思われている方がいれば、ノーチョイスでiPad Pro第4世代になりますね。

私は画面は大きければ大きいほどいいという考えなので、作業効率を上げるために12.9インチを選択しています。

12.9インチというサイズは全モデル通してiPad Proのみのサイズとなります。

私はブログや3D CADや動画編集をiPad Proで行っていますが、やはり、画面が大きい方がやりやすいなと感じます。(私はキーボードの使用感は11インチサイズでも全然小さいとは感じないタイプです。)

閲覧目的ではなく何かiPadで作業しようとしているのかどうか、その時、画面サイズをどう考えるか、そういうところが判断の分かれ目になりますかね。

データ容量は多い方がいいか

作業するかどうか、という観点に付随して、データ容量も重要な要素です。

iPad Pro第4世代は128GB、256GB、512GB、1TBというラインナップに対してiPad Airは64GBと256GBというラインナップです。

書類形のみ取り扱うのであれば256GBでも問題ないと思いますが、動画や写真、音楽などを大量に使いたいという場合は256GBではちょっと物足りないでしょう。

私は256GBを購入しましたが、動画の編集を始めた途端、容量の少なさを感じました。

そのため、音楽をiPadの中に保存せず、Apple Musicに加入し、ダウンロードしないまま聴くようにしています。

今のiPhone、iPadは外部記憶媒体を使用することもできるので本体の容量はそこまで多くは必要ないかもしれませんが、それでも大いに越したことはありませんので256GBよりも大きな容量が必要な場合はiPad Proを選んだ方が良いと思います。

どんなボディカラーでもいいか

iPad Air第4世代はシルバー、スペースグレイ、ローズゴールド、グリーン、スカイブルーの5色展開となりました。

iPad Pro第4世代はシルバーとスペースグレイの2色です。

色にはこだわりがあるという方はiPad Airを選んだ方が良いでしょう。

ただ、マジックキーボードやアップル純正のカバーを使用すると背面が全て隠れてしまうのであまり色に意味がないような気がします・・・。

Apple Pencilの滑らかさが必要か

新しいiPad Airは前述のようにApple Pencil第2世代に対応しました。

これは磁石でiPad本体にくっつけることができ、そのままペアリングと充電ができてしまうというかなり便利スタイラスペンです。

ダブルタップで消しゴムに切り替えるという機能もあったりして作業効率も上がります。

ただ、iPad AirはProMotionテクノロジーに対応していません。

画面のリフレッシュレートは通常60Hzですが、ProMotionテクノロジーに対応しているとリフレッシュレートが最大120Hzになります。

リフレッシュレートとは「ディスプレイを1秒間に何回書き換えるか」を表した数値のことで60Hzであれば1秒間に60回書き換えるということになり、この数字が多ければ多いほど画面の動きが滑らかになります。

画面をスクロールするときに文字が崩れなかったり、動画がスムーズに見えるようになったり、Apple Pencilでの線の描画が滑らかになります。

私はApple Pencilの使用する際にこのpromotionテクノロジーの効果を強く感じており、メモをiPadで書くときにストレスなくメモを書くことができます。

ゼロ秒思考」というとても速く字を書くようなメモ術も実現できます。

ゼロ秒思考をiPadでやりたい!という方は絶対iPad Proの方が良いですし、Apple Pencilをよく使うという方はiPad Proを選んだ方が良いように思います。

超広角カメラが欲しいか

iPad Pro第4世代もiPad Air第4世代も基本的なカメラのスペックは同じです。

ただ大きな違いが一つあって、それは超広角カメラの有無です。(あと、フラッシュが明るいという違いもあります。)

同じアングルで2種類の写真を撮りました。いかがでしょうか。超広角カメラの方がかなり広い範囲を撮影しています。

動画撮影などでもっと広く撮りたいということがあれば使ったりできるのかなぁと思いますが、超広角カメラが欲しい!という場合もiPad Pro第4世代を選ぶしかないでしょう。

(私は全然使ってませんw)

AR開発するかどうか

搭載されているセンサー関係もほとんど同じですが、一つだけiPad Proにあって、iPad Airにないものがあります。

それはLiDARというセンサーです。

LiDARとは物体との距離を測定できるセンサーなのですが、LiDARが搭載されているiPad Proでは測定アプリでものとものの距離を測定できたりします。

またARを開発したいときにARをカメラで写っている物体の手前に表示させるのか、奥に表示させる(物体に隠す)のかを設定するときにとても便利なもののようです。

LiDARの関してはこちらの記事でも解説しています。

なのでAR開発したい!という方はiPad Proを選んだ方が良いでしょう。

FACE IDかTOUCH IDか

センサー類はほとんど同じと書きましたが、もう一つ違う部分があります。

それはFACE IDかTouch IDかです。

新しいiPad Airはトップボタンで指紋を認識できるようになっており、そこでiPadのロック解除などができます。

Face IDは手を使わないので便利と言えば便利ですが、マスクやサングラスをしていると認識されません。

パッと手にとってパッと使用したいという場合はTouch IDの方が断然速いと思います。

Face IDは寝起きの顔を認識してくれないというデメリットもありますw

今の時代、マスクをするのは当たり前だからFace IDはめんどくさいという方はiPad Airを選んだ方が良いでしょう。

値段は許容できるか

ここまで書いてきて内容を見るとやはりiPad Proの方が優位な部分は多くあるように感じます。

最後に確認すべきはやはり値段ですね。

1番安いモデル同士で比べるとiPad Air第4世代Wi-Fiモデル64GBで62,800円(税別)に対してiPad Pro第4世代Wi-Fiモデル128GBで104,800円(税別)です。

Apple Pencil第2世代が14,500円、Magic Keyboardが31,800円でスマートフォリオ(純正カバー)が8,500円とその他のアクセサリーも買いたいとなるとやはりiPad Proの値段はかなり高く感じます。

ここまでの価格差と機能の優位性をリーズナブルと感じるのかどうか・・・。

そこが1番のポイントですね。

A14 BionicチップとA12Z Bionicチップのベンチマーク結果

iPad Air4が発売されてベンチマーク結果が出てきました。

色々な計測方法があり、具体的な数値の意味まではわかりませんが、色々な結果をまとめるとiPad Proの方が性能は高い、と言えそうです。

しかしそれはコア数の違いによるものらしく、A14は6コア、A12Zは8コアだからiPad Proの方が数値が高いようです。

チップ自体の性能でいうと圧倒的にA14の方が性能が高いようです。

こちらのサイトでとても詳しく解説されていますが、AdobeのLightroomおよびPremiere Rushというアプリの動作確認をしたところ、Lightroomでは同等の結果、Premiere Rushでの動画書き出しでは6分ほどiPad Proの方が速い結果だったようです。

確かに数値上はiPad Proの方が性能が良いとのことですが、正直、それほど大きな違いなのか?と思ってしまいました・・・。

ちなみに同じくA14が搭載されているiPhone12とiPad Air4を比べるとiPad Air4の方が数値が高いみたいです。

これは発熱を気にしなくて良いかによるらしいです。

まとめ

いかがだったでしょうか。

ここまで色々調べて、私自身、iPad Proを買って損だったと感じたかどうかというと、iPad Proを買ってよかったと思っています。

1番は画面サイズです。

やはり画面サイズが大きいと色々やりやすいです。ネットサーフィンや電子書籍を読む際なども視界がとても広く感じますし、ブログや動画の編集3DCADアプリの使用もやりやすく感じます。

やはり画面サイズは正義、そのように感じます。

ベンチマークの結果も踏まえて考えると、価格の割にはほとんど性能差もなさそう(それほど気にならなそう)ということなので画面のサイズにこだわりがないのであれば、iPad Air4の方が良いかもしれませんね。

あとは容量が多い方が良い場合もiPad Proの方が良さそうですね。

Appleのホームページではこの2モデルだけではなく、他のモデルも並べて比較することができます。

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